ferme & miryuu | |||||
THE NEW YORK TIMES に東日本大震災の写真が時系列で載っています。 前にも少し触れたと思うのですが、日本のメディアには「報道規制」というシステムがあるので 特にテレビ(映像)の世界では規制が強く、「誰もが見られる範囲のもの」しか映せません。 テレビでリポーターが 「これはすごい惨状です!」 とどんなに言っても、流される映像は あくまで 「写せる範囲の惨状」 だけであって、本当の部分はまったく伝えられないのです。 テレビよりは、出版界のほうがよりいくぶん規制はゆるくなります。 このニューヨークタイムズの写真は、プロの写真家さんが撮っていることもあって かなり震災の現実を表現できていると思います。 私が両親や伯父から聞く被災地の状況を、そのまま表していると思います。 一部、遺体安置所の写真なども出てきますが、ご遺体がただ無神経に写されているだけの写真ではありません。 200枚以上ありますが、できたらすべて見てください。 今も こんなふうに暮らしている人がたくさんいますし、こんなふうに泣いてる人も、手を合わせている人もたくさんいます。 写真の中に佇んでいる子どもが、自分の子だとしたら・・・・・・ 写真の中で涙を流している老人が、自分の親だったら・・・・・・ そうイメージだけでもしていただければ 今の日本を、被災地のことを、単なるどこかの地域の震災としてではなく、 まるで戦争が起きたかのような大きな被害のことを、ずっとずっと心に留めておけると思います。。。 私はもともと 人に対して 「安易」 に 「がんばれ」 と言うことが嫌いなのですが。。 震災から1ヵ月半が経とうとしています。 ですがこの写真を見たら、この写真の中の方々に安易に頑張りましょう!なんて言えないと思います。 真の意味で明るく頑張ろう!と言えるのは、被災地の外にいる人間だけだと思います。 まずは寄り添うことだと思います。 頑張ろう!と声をかけるのは、まだもう少し 先のような気がしています。 ◎◎ THE NEW YORK TIMES 東日本大震災 写真特集 ◎◎ ~こちらから、どうぞ。
by miryuu_farm
| 2011-04-27 06:09
| |||||
ファン申請 |
||